太古へのいざない

久尻大坪地区史跡保存会通信

土岐市泉町久尻大坪

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私たちの周辺にあるもの ・ ・ ・ ・ ・ ・ 乙塚古墳  段尻巻古墳  隠居山遺跡群( 隠居東窯  隠居裏窯 隠居山横穴古墳   隠居表一号窯・二号窯  隠居須恵器窯 )   パレオパラドキシア・タバタイ( デスモスチルス類 ) 愛宕山古墳   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

1700万年前に生息していたパレオパラドキシアの化石、
安土・桃山時代から江戸前期の、志野や織部などを生産した窯跡が点在する地区。
皆さんには是非、歴史を感じながら散策(里山歩き)してほしい場所です。


ブログ「久尻大坪史跡保存会(別館)」は、こちらです。



こちらは段尻巻古墳の改修前の状態です。
この割れた天井石は令和2年度に修復されるそうです。



《 見てほしいものがゴロゴロ 》 …太古へのいざない…

< 乙塚古墳 >
大化の改新(645年)前後に築造された方墳で、 奥壁は高さ270cm(9尺)の一枚岩である。
側壁は玄室・蒼ケとも自然石を三段に組み合わせ、 平らな面を表に出す切石積みである。
玄門の立柱石は、やはり一枚岩で、
その上に巨石のマグサ石を置いた両袖式の古墳である。
左(←)の写真はその内部です。

< 段尻巻古墳 >
乙塚古墳と石室の築造方法はほとんど同じであるが、
立柱石は左右とも二石を積み上げ、
その上に巨大なマグサ石を置いた両袖式の円墳であり、 乙塚同様石材は近在の花崗岩を用いている。
技術的には乙塚より多少劣り、規模はおよそ半分である。 両古墳とも終末期古墳に位置づけられている。

< パレオパラドキシア・タバダイ >
隠居山の地層は、新第三紀中新世瑞浪層群に属し、貝、魚、動物などの 化石を多量に包含している。
昭和25年には世界的にも珍しい約1700万年前の哺乳動物 パレオパラドキシア・タバタイ(デスモスチルス類)の完全骨格が発見された。 (東京上野博物館収蔵)
そのレプリカは、土岐市文化会館ロビーに展示してあります。

< 隠居山遺跡 >
中央道をはさんだ北側には7世紀の須恵器窯跡があり、
周囲には16世紀(安土・桃山時代)後期から17世紀 中期(江戸初期)の大窯や登窯跡が点在している。 隠居山の南面には古墳時代後期群集墳である横穴墳が6基あり、
南に開口している。
なお、前記のパレオパラドキシアも、この隠居山で発見されました。


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