太古へのいざない
久尻大坪地区史跡保存会通信
土岐市泉町久尻大坪
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1700万年前に生息していたパレオパラドキシアの化石、
安土・桃山時代から江戸前期の、志野や織部などを生産した窯跡が点在する地区。
皆さんには是非、歴史を感じながら散策(里山歩き)してほしい場所です。
ブログ「久尻大坪史跡保存会(別館)」は、こちらです。
こちらは段尻巻古墳の改修前の状態です。
この割れた天井石は令和2年度に修復されるそうです。
《 見てほしいものがゴロゴロ 》 …太古へのいざない… | |
< 乙塚古墳 > 大化の改新(645年)前後に築造された方墳で、 奥壁は高さ270cm(9尺)の一枚岩である。 側壁は玄室・蒼ケとも自然石を三段に組み合わせ、 平らな面を表に出す切石積みである。 玄門の立柱石は、やはり一枚岩で、 その上に巨石のマグサ石を置いた両袖式の古墳である。 左(←)の写真はその内部です。 |
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< 段尻巻古墳 > 乙塚古墳と石室の築造方法はほとんど同じであるが、 立柱石は左右とも二石を積み上げ、 その上に巨大なマグサ石を置いた両袖式の円墳であり、 乙塚同様石材は近在の花崗岩を用いている。 技術的には乙塚より多少劣り、規模はおよそ半分である。 両古墳とも終末期古墳に位置づけられている。 |
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< パレオパラドキシア・タバダイ > 隠居山の地層は、新第三紀中新世瑞浪層群に属し、貝、魚、動物などの 化石を多量に包含している。 昭和25年には世界的にも珍しい約1700万年前の哺乳動物 パレオパラドキシア・タバタイ(デスモスチルス類)の完全骨格が発見された。 (東京上野博物館収蔵) そのレプリカは、土岐市文化会館ロビーに展示してあります。 |
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< 隠居山遺跡 > 中央道をはさんだ北側には7世紀の須恵器窯跡があり、 周囲には16世紀(安土・桃山時代)後期から17世紀 中期(江戸初期)の大窯や登窯跡が点在している。 隠居山の南面には古墳時代後期群集墳である横穴墳が6基あり、 南に開口している。 なお、前記のパレオパラドキシアも、この隠居山で発見されました。 |
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